内容説明
『ランチ1食200円』の持つ衝撃と破壊力!「TPP断固反対」から容認へ転じた与党のもと、小規模農家が危機に瀕し、農協が実質的に機能を解体させるなかで私たち市民の食はどう変容するのか。
目次
第1部 農業予算と地方自治(求められる政策転換;三位一体改革にゆれる地方自治体;縮小される自治体農政;農業所得の減少と地域間格差―始まった集落の消滅;ストックマネジメントとなった農業の公共事業)
第2部 政策転換となった諸問題(地方分権化と農業・農地・食糧自給;株式会社の農業全面参入と農地の土地商品化―農地制度の大改革;消費税増税問題と農業―農業の位置づけに関連して;TPP問題と日本農業)
第3部 農業政策の変容(農業政策の再構築は出来るか―民主党マニュフェストと農業政策;農業予算の理念と構成の変化;民主党の財政運営と安倍政権の財政出動;安倍政権下における農業政策―TPP妥結を前提)
著者等紹介
石原健二[イシハラケンジ]
1939年生まれ。埼玉大学文理学部卒業。全国農協中央会に勤務。農政課長、営農部長、中央協同組合学園部長を経て、1996年東京大学より農学博士授与。1999年(社)国際農林業協力協会常務理事。2002年立教大学経済学部教授(2007年退任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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