内容説明
資本主義活性化の道。アベノミクスの落日がじょじょに浮かび上がる日本。「この道」の行き着く先は前代未聞の大不況か?そうした今こそ資本主義の構造全般を大胆に改革すべき好機、と著者は提言する。
目次
第1部(5月16日ホノルルにて;5月31日成田からチューリッヒに飛行中;6月3日グリンデルヴァルド、スイス;6月10日グリンデルヴァルド、スイス;6月21日グリンデルヴァルド、スイス;9月2日パリ)
第2部(需要と欺瞞のオコボレ理論;経済学と経済学者の弱み;自然環境を破壊する現資本主義体制;安倍政権の大愚行が続く日本;日本の移民問題;苦悩するアメリカ;分水嶺に立つドイツ;大修正を迫られるEU諸国)
第3部(格差問題は人道問題;金融政策の無益と弊害;政治経済制度大修正の好例;大修正の輪郭)
著者等紹介
山村耕造[ヤマムラコウゾウ]
1934年タイ国生まれ。経済学博士。ワシントン大学名誉教授。専門は近代経済学、特に経済成長論、組織論、日本経済及び経済史論。米国財務省、大統領経済諮問委員会の政策顧問などを歴任。ハーバード、ボストン、チュービンゲン、エクス・アン・プロバンス、モンペリエ、東大、一橋等、米欧と日本の大学で研究し、客員教授を務める。2003年に現職引退後、スイスとハワイで暮らし、マイケル・S.コヤマのペンネームで英語、日本語(「魂の流木」西村書店)と中国語で自伝と経済小説を3冊出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。