内容説明
国際政治の必然的要請で出現したとされるグローバル化。その進展は社会の位相をまったく新しいものに変えた。ヒト、モノ、カネそれぞれを取り巻く社会システムが劇的に変貌を遂げる中で、現代生活もその影響を免れない。消費の前線から生活の根底まで一変させたグローバル化の実像に迫る。
目次
第1部 国際政治経済学理論の系譜(重商主義から経済リベラリズムへ;リベラリズムの台頭とその発展;新リベラリズムからマルクス主義まで―理論の変遷)
第2部 変貌する国際社会と国際政治経済学(グローバル化と世界的な物価水準の収れん傾向;エネルギー革命の政治経済学;東アジア経済共同体の可能性―日中韓の経済協力を中心に;EU―その統合と陥穽;進展する流通システムと国際物流―東アジア市場を巡る水平的競争優位の物流を目指して;多国籍企業とグローバリゼーションの産物;終章に変えて―新重商主義の再台頭)
著者等紹介
川戸秀昭[カワトヒデアキ]
日本大学短期大学部准教授。英国ウォーリック大学国際政治経済研究科修士課程修了。日本大学大学院国際関係研究科国際関係博士後期課程修了。博士(国際関係)
円居総一[エンキョソウイチ]
日本大学国際関係学部・大学院教授。ロンドン大学スクール・オブ・エコノミックス(LSE)博士課程修了。Ph.D.
小林通[コバヤシトオル]
日本大学国際関係学部・大学院教授。日本大学大学院経済学研究科貿易、国際経済論博士課程単位取得満期退学。博士(国際関係)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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