目次
課題と構成
第1部 明治期の銀行検査(銀行検査の誕生―第一国立銀行に対するシャンドの銀行検査報告書を中心として;銀行検査の形成過程―シャンド後の銀行検査の特徴;明治中期における銀行検査の考察―銀行条例の成立過程における銀行検査規定の変遷;明治後期における銀行検査の考察―金融行政当局者の演説を通して見る銀行検査;明治後期の銀行事故と検査行政―銀行事故を通して見た検査行政の特徴)
第2部 大正期の銀行検査(大正期における銀行検査の考察―銀行検査充実に向けた動きと検査規定の形成プロセス;大正期における行内検査の考察―銀行の内部監督充実に関する議論と行内検査の事例研究)
第3部 昭和戦前期の銀行検査(昭和戦前期における銀行検査の考察―銀行法制定から「銀行検査新方針」に至る検査行政の推移;昭和戦前期における銀行検査の事例研究―地方銀行に対する当局検査および行内検査事例の比較検討)
第4部 戦後占領期の銀行検査(戦後占領期における銀行検査の考察―旧銀行法における銀行検査の位置づけとGHQ/SCAPとの関係;戦後占領期における銀行検査導入過程の考察―GHQ/SCAPによる銀行検査指導と大蔵省の対応)
第5部 高度成長期の銀行検査(昭和30年代前半における銀行検査の考察―『新しい銀行検査法』に基づく地方銀行の検査結果と銀行検査行政;昭和30年代から40年代前半に至る銀行検査の考察―『金融検査の要領』に基づく地方銀行の検査結果と銀行検査行政)
第6部 安定成長期および平成期の銀行検査(昭和50年代を中心とした銀行検査の考察―昭和40年代から60年代に至る銀行検査の内容変化と銀行検査行政;平成期における銀行検査の考察―昭和60年代から現代に至る銀行検査の内容変化と金融バブル)
まとめと展望
著者等紹介
大江清一[オオエセイイチ]
1952年東京都生まれ。1975年慶応義塾大学経済学部卒業。第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て、いすゞ自動車(株)監査部長、神奈川大学経済学部非常勤講師。経済学博士(埼玉大学)。専攻:金融史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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