内容説明
現代資本主義のもとで新たに登場し、近年大変貌を遂げた住宅金融。しかしその背景には、金融機関のハイリスクな行動と顧客層の不安定化、そして証券化の進展・多様化があった。本書では、イギリスを中心に世界的な証券化の進展と住宅金融の変貌を多面的に分析し、リーマン・ショック後の新潮流についても議論を展開する。
目次
第1部 住宅金融の諸問題と近年までの展開過程(先行研究の検討と基本視角;イギリス住宅金融市場の展開)
第2部 住宅ローン債権の証券化と世界金融危機(イギリスにおける住宅ローン担保証券(MBS)市場の展開
イギリスにおけるカバードボンド市場の展開
世界金融危機下のイギリス住宅金融市場
イギリス住宅金融市場への公的信用補完制度)
著者等紹介
簗田優[ヤナダスグル]
1978年東京都板橋区に生まれる。2002年獨協大学外国語学部卒業。2007年獨協大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。修士(経済学)。2009年神奈川大学経済学部講師(2009年度)。2011年獨協大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。現在、NPO法人日本資産証券化センター(JASC)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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