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内容説明
「佐伯祐三未公開作品」を所蔵した人物とは何者か?何故それを所持できたのか?キャンバスの裏側に描かれた日本近代の裏面史を追う。
目次
画布にテトロンが
対立の構図
迷走武生市
衝撃
調査開始
三居とは誰ぞ
暗闘
反撃
薩摩治郎八と周蔵
貴志弥次郎と周蔵
奉天古陶磁の倣造
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
14
遠野に住む女性の元に大量の佐伯祐三の作品があり、それを地方都市が寄贈を受け、同時に購入もし、美術館に収めるという事案があった。驚いたのは佐伯祐三の作品に妻の米子の加筆があったこと。結局寄贈、購入は見送られたようだが、果たして真贋はいかに?2016/06/15
ヘル・Wの空中庭園
2
佐伯祐三作品と、妻の米子による加筆の問題について知りたかったので読んでみた。美術業界の裏事情がのぞけて、その意味では面白かった。…が、しかし、新聞などの引用があまりにも多用されすぎていて、読みにくい。あと、初歩的なことだが、本文中の引用部分に、引用を示す「」が使用されていない部分があるため、どこからどこまでが引用か分からないところがあった。なんだか全体的に、品がない本だという感じがつきまとって離れず、どうも読みながら気持ち悪かった。2010/01/26