内容説明
「家」はおりおりの出来事をすべて包みこんでいく―。昭和初期、東京の片隅のひと間洋館に始まる、十数軒におよぶ住まい遍歴。東京の家々と信州の山荘、人々との出会いと揺れ動く時代背景を織り交ぜて、街と自然を描き続けてきた著者が綴る、家の記憶から立ちあがる濃密な時間の物語。
目次
序章 原風景としての家
第1章 昭和の初めの東京生活
第2章 幸福の家
第3章 戦時下の家
第4章 敗戦後の住宅難
第5章 家を移り住む
第6章 黒姫山荘と野尻別荘
第7章 家をめぐるトラブル
第8章 マンション暮し
終章 未知の“家”
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