アラブから見た湾岸戦争

アラブから見た湾岸戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788794061
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0036

内容説明

著者は、73年の10月戦争を第1次石油戦争、80年から88年まで続いたイラン・イラク戦争を第2次石油戦争、そして湾岸戦争を第3次石油戦争だと主張する。本書でヘイカルは、アラブ現代史の中の湾岸戦争を語っている。

目次

第1部 嵐の湾岸(はじめての体験;第2次石油戦争;幻の10年間;原理主義への回帰;周囲にとっては好都合 ほか)
第2部 第3次石油戦争(嵐の前の砂塵;アメリカン・コネクション;混乱の十字路;機会は失われた;庇護を求めて ほか)
解説 湾岸戦争後の中東情勢

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
あの湾岸戦争を、アラブ諸国の視点で見るとどうなる?という本。著者はエジプトのジャーナリストで、元はナセル、サダトの二代の大統領の政策ブレーンを務めている。戦争当時も、今でも「狂気の独裁者サダム・フセインが引き起こした紛争」という印象が強く、それは一面正しいが結局欧米の見方だった。無辜の犠牲者のように見られていたクウェートは、アラブ世界では銭ゲバの金満家、二枚舌と誠に評判が悪く、クウェート侵攻当初はイラクに対する同情論が特に民衆レベルで多かったのは、欧米に対する歴史的反感(植民地支配)と共にこれが一因。2021/11/01

Hidenfly

0
戦後すぐの著書。アラブ諸国の戦争に対するスタンスが詳細に書かれていた。2019/04/30

茅野

0
上下2段で字が詰まっており、凄まじい情報量。正に求めていた内容ドンピシャだったので重宝する。2019/04/29

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