誰がキーロフを殺したのか

誰がキーロフを殺したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784788792159
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0022

内容説明

“赤い帝国”の運命は1934年12月の銃声1発で決まった。ソ連研究の第一人者・名探偵コンクエストがキーロフ暗殺事件の謎に挑む迫真の推理ノンフィクション。

目次

まえがき 今なぜキーロフか
第1章 キーロフが暗殺された日
第2章 キーロフを撃った男
第3章 新しい指導者キーロフ
第4章 キーロフ対スターリン(1932~34年)
第5章 スターリン自ら尋問す
第6章 最初の犠牲者たち
第7章 第一の筋書き―「レニングラード・テロリスト・センター」
第8章 第二の筋書き―「モスクワ・センター」
第9章 秘密警察の関係者も
第10章 第三の筋書き―「トロツキスト=ジノービエフ派・テロリスト・センター」
第11章 キーロフ派も消されていった
第12章 第四の筋書き―「右派」および内務人民委員部
第13章 浮かび上がる真実
第14章 判決

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

5
スターリン大粛清のきっかけとなった事件(1934年)。スターリンの権力基盤が思ったより脆弱だったころの話。キーロフとは、スターリン対抗馬として人気があったらしい。穏健派で社会主義者だが民主的傾向もあったようで、もしスターリンに替わってソ連の指導者となっていたら、世界は違ったものになっていたかもしれない。反対派に罪をなすり付けて次々と銃殺。更には仲間も口封じのための銃殺と粛清にとどまることがない。なぜそのようなことがスターリンに可能だったのか。それは謀略は攻めるほうが圧倒的に有利だからだ。2017/04/16

タキタカンセイ

4
セルゲイ・キーロフはスターリンの「ライバル」でスターリンによって謀殺されたという。本書はその真相をあらゆる記録を渉猟、分析して書かれたもの。次から次へと出てくる人名に眩惑される(wikiが必須)が、この複雑怪奇な力関係こそがスターリンの狙いだったのかもしれない。もしスターリンが国家元首になっていなかったら、1,000万の人びとは死ななくて済んだかもしれない。怪物に権力を握らせないことがいちばん大事なことだと思った。2024/01/04

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