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内容説明
旧態依然たる農村、はびこる官僚主義、情報伝達網、思想改造、国を出る若者たち、静かな宗教熱、そしてこの10年、開放推進と経済発展とで変容する中国社会と人心。天安門事件後の現地取材で民主化運動と鎮圧行動の背景にある抑圧、特権、幻滅を実証的に分析する。日本翻訳出版文化賞受賞。
目次
第3部 組織・系統(屋根の下の豚―農民生活の実態;鉄飯碗のツケ―破綻する経済政策;官僚主義の病弊―権威に弱い国民気質;逆さまの世界―小紅と衛東の話)
第4部 説得ができるのか(草木皆兵―厳しい統制組織;労働改造―中国版強制収容所;“アメリカのスパイ”―高博士の体験)
第5部 メッセージ(街のうわさ―隠れた情報伝達網;造反有理―反体制派・宗教界の動向;労農に奉仕せよ―文学・芸術活動の制約;なおも苦しい世に住む)