検閲 1945‐1949―禁じられた原爆報道

検閲 1945‐1949―禁じられた原爆報道

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784788788015
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0036

内容説明

SCAPが掲げていた対日占領目的の一つは、「日本の民主化」であった。そして「検閲」は、民主化のための占領政策の一つであった。民主化と検閲―この相反するこがらが共存しえたのは、一体なぜなのか。本書では、きわめて厳しい検閲の対象となった原爆問題をとりあげ、検閲政策が合衆国の安全保障と深く結びついていたことを明らかにする。占領史研究に新たな光をあてる好著。

目次

第1章 はじめに
第2章 原子爆弾の登場
第3章 アメリカによる占領と占領検閲の立案―理想と目標
第4章 SCAPによる日本の報道管制
第5章 連合国と占領
第6章 合衆国占領地区のドイツにおける検閲
第7章 検閲の実施
第8章 違反行為への処罰
第9章 原子爆弾の検閲
第10章 原子爆弾検閲の理由
第11章 日本におけるアメリカの検閲作戦の結果
第12章 検閲と意思決定過程―意思決定者を求めて
第13章 占領と検閲についての研究―今後の課題