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内容説明
かつて“魂の宿る場”とされた心臓はいま、重さおよそ300グラムの飴色をした美しいポリウレタン製の人工心臓によって置き換えられつつある。アメリカに端を発した人工心臓埋め込み手術は、人類史上最大の挑戦といってもいいだろう。それはいわば大胆不敵な“神への挑戦”でもあった。しかしその陰には、意外にも、多くの日本人の貢献があった。
目次
心臓移植か人工心臓か
人工人臓埋め込み実験
人体“パーツ”時代の幕開け
ユタ大学の牽引車
死体実験
湯浅貞雄の“東大留学”
名人芸
打ち立てた新記録
“実験的治療”に挑んだクラークの勇気
226日の闘い
去る者、向かう者
進むアメリカ、遅れる日本
臨床応用への旅