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内容説明
真実はこうして歪められた！軍の検閲や宣伝活動のために改変され抑えられることの多い戦争報道の実態を舞台裏からとらえた問題作。クリミア戦争からベトナム戦争まで１２０年間に活躍した各国従軍記者のエピソードを軸に、彼らがいかに作り話の報道に加担したかを描く。米海外記者クラブ賞受賞。世界１２ヵ国で翻訳出版。
目次
１ 不運な一族の哀れな生みの親
２ 黄金時代
３ 最終戦争
４ アメリカの参戦
５ ボルシェビズムの治療薬は弾丸
６ スペインでのコミットメント
７ 「彼らの最良の時」
８ 母なるロシアのための戦い
９ リメンバ・パールハーバー
１０ ２度と再び
１１ 朝鮮、国連軍の戦い
１２ ベトナム
１３ 戦争は楽し
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メロン泥棒
2
戦争と報道に関する定番本。クリミア戦争からベトナム戦争までの戦争の実態はいかにゆがめられて報道されて来たかが明らかになる。軍による検閲はもちろん、自国の被害は少なく報道、敵国兵による残虐事件は捏造、自国兵の残虐事件は報道しないなど。どこの国でもいつの時代でも同じ事は繰り返されてきた。それでも記者は戦争へと赴くのだが、その魂は真実の報道にあるのか、戦争というエンターテイメントの魅力にあるのか、その魂のありかが問われる。2011/02/24
