出版社内容情報
顧客、従業員、取引先、地域住民、さらに研究機関などに対し、社史、企業理念、商品開発背景といったブランドストーリーを伝える、究極のオウンドメディア、「企業ミュージアム」。
本書では、電通PRコンサルティングの社員・役員が企業やその関係団体が手掛けるミュージアムを訪問して取材し、その魅力と奥深さ、そして広報効果についてPRのプロフェッショナルの視点から解説しています。
歴史ある企業が、創業者・経営者の信念や従業員の努力のもと、どのように誕生し、発展し、時代に合わせて変化し、現代に継承され、また社会に変革をもたらしてきたのかが一覧できます。
本書に登場するミュージアムを運営する企業には創業100年を超える老舗企業も多く、その歩みは近現代日本の歴史とも重なります。
企業経営、広報戦略の学びや参考になるだけではなく、日本の産業史、文化史に触れる読み物としても楽しめるものとなっています。
また、小中高生の校外学習など教育資源として利用されているミュージアムも紹介されており、郷土学習や社会科見学、総合的な探究の時間等で利活用できる資料となっています。
修学旅行やキャリア教育など施設訪問を検討する際のガイドブックとしても有効です。
2023月10月刊行『企業ミュージアムへようこそ 上巻』(ISBN:9784788718814)の続刊。
内容説明
ブランドストーリーを伝える究極のオウンドメディア。教育・観光・イノベーション拠点としての企業ミュージアムを徹底解説。
目次
「常に時代の一歩先へ」という企業文化の伝承―セイコーミュージアム銀座
ドラマで魅了するガイドの神髄―シャープミュージアム
創業の精神と目標実現へ向かう姿を伝える―グンゼ博物苑
未来ビジョンへと導く経営の羅針盤―ミツカンミュージアム
「飽くなき挑戦」をストーリーで表現―マツダミュージアム
金融に向き合う空間―三井住友銀行 金融/知のLANDSCAPE
スポーツの感動と発展への貢献を訴求―アシックススポーツミュージアム
挑戦体験を繰り返し、日常へ―ヤンマーミュージアム
パブリック・ディプロマシーの担い手―ミキモト真珠島
感動創造企業の技と術を未来へ紡ぐ―ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ
黒部川の産業遺産を後世に語り継ぐ―関西電力 黒部川電気記念館
航空機利用に次ぐ最大の顧客接点―JALスカイミュージアム
“清浄”の文化史と“正道”の志―花王ミュージアム
経営の根幹“京セラフィロソフィ”の伝承―京セラ 稲盛ライブラリー
「くすりの楽しさ」で創薬の未来を変革―Daiichi Sankyoくすりミュージアム
創業者の思い“喜びのタネをまく”―ダスキンミュージアム
漢方の伝統と革新を伝える―ツムラ漢方記念館
エピローグ―新たな注目を集める企業ミュージアムの価値
感想・レビュー
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Nobu A
リョウ
クローバー
kaz
takao