内容説明
わが国は、短期的にも長期的にも大きな環境変化に直面し、構造的変革期にあるが、失われた30年を打開する方策として、分散型の国家と地域からの変革である地域創生を提示する。地域創生を実現するに必要な「地域マネジメント」のコンセプト、地域産業政策などの手法、求められる人材などを示すとともに、ベストプラクティスとして香港、薩摩藩を取り上げる。
目次
日本の構造的変革期と地域マネジメント
第1部 地域の衰退と地域創生(地域の持続可能性を脅かす環境変化;地域の人口減少問題と東京圏一極集中;地方創生から地域創生へ)
第2部 地域マネジメントによる地域創生(求められる地域マネジメント;地域マネジメントの理論と手法;地域マネジメントに対応した自治体のシステムと人材;地域マネジメントのベストプラクティス)
著者等紹介
西野勝明[ニシノカツアキ]
静岡県立大学経営情報学部・大学院特任教授。1952年、静岡市生まれ。75年、東北大学法学部卒業後、静岡県庁に入庁。商工、企画調査、財政、国際、地域振興などを担当する。79年に通商産業省へ出向、90年に静岡県北米駐在員。2002年、公務員のまま政策研究大学院大学政策研究科政策専攻博士前期課程修了(国際開発研究修士)、同年に財団法人静岡総合研究機構研究部長。2008年、静岡県立大学経営情報学部・大学院教授となり、17年に現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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