出版社内容情報
これからのまちづくりのキーワードはコンパクトシティ+ネットワーク。ホンキでまちづくりに取り組む人必携の書。 人口減少・超高齢社会を迎え、さまざまな世代が安心して暮らせる現実的なまちづくり方策の策定と実行が喫緊の課題となっている。これからのキーワードは「コンパクトなまちづくり」(コンパクトシティ+ネットワーク)。特に、地方都市では、地域の活力をできるだけ維持しつつ、医療・福祉・商業等の生活機能を確保し、持続可能性を高めるまちづくりが求められている。
「縮小まちづくり」とは、集中的に再生・活性化を行うエリアを定めてマネジメントし、魅力ある人材とマネーを呼び込み、薄く広くひろがったまちをたたんで整理していくこと。全国の最先端事例などから、全国の自治体が学べるポイントを抽出した、最新最強のまちづくりの事例が満載です。
米山 秀隆[ヨネヤマ ヒデタカ]
著・文・その他
内容説明
本書では、人口減少時代にまちが生き残るためのこうした戦略、いわば、縮小まちづくりの戦略がどのようなものであるかを探り、縮小まちづくりの戦略について、先進的な事例を取り上げ、それがどのような背景で現れ、また、なぜ成功するに至ったのかについて分析していく。同時に、事例の体系化を図ることで、どのような局面や条件の下で、有効な方策になり得るかを整理する。
目次
第1章 エリアマネジメントで生き延びる―民間と行政の役割(エリアマネジメントとは何か;エリアマネジメントの事例 ほか)
第2章 積極的にたたむ―まちの集約と公共交通の整備(コンパクトシティ政策の必要性;コンパクトシティ・プラス・ネットワークの事例 ほか)
第3章 マネーを呼び込む―地域内の消費、投資の活性化(いかにしてマネーを呼び込むか;消費活性化の方策 ほか)
第4章 人を呼び込む―地域外からの魅力の発見(いかにして人を呼び込むか;自治体の移住促進策 ほか)
第5章 土地を有効に利用する―空き家と所有権のルール(増加する所有者不明の土地;空き家除却費用の所有者負担の仕組み ほか)
著者等紹介
米山秀隆[ヨネヤマヒデタカ]
富士通総研主席研究員。1986年筑波大学第三学群社会工学類卒業。89年筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了。野村総合研究所、富士総合研究所を経て富士通総研入社。専門は住宅・土地政策、日本経済。近年は空き家問題の分析で名をはせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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