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内容説明
原爆の検閲はなぜ行われたのか。占領下日本で行われた情報統制の目的は?SCAPが掲げた対日占領目的である「日本の民主化」と民主化のための占領政策「検閲」。この相反する「民主化」と「検閲」が共存した理由と米国の思惑が、機密解除された米公文書を通して明らかになる。スウェーデン人ジャーナリストによる占領下検閲の記念碑的研究が、初版から四半世紀を経て新たに刊行。
目次
第1章 証言者たち
第2章 原子爆弾の登場
第3章 米国による占領と検閲の立案―その理想と目標
第4章 SCAPによる日本の報道管制
第5章 連合軍と占領
第6章 検閲の実施
第7章 違反行為への処罰
第8章 原子爆弾の検閲
第9章 原子爆弾検閲の理由
第10章 米国の検閲作戦の結果
著者等紹介
ブラウ,モニカ[ブラウ,モニカ][Braw,Monica]
1945年、スウェーデン生まれ。ルント大学卒業後、ジャーナリストとして仕事を始め、1969年から計6年、フィンランド国営放送の特派員として日本に。その間アジア各国や米国、オーストラリアにも滞在し、さまざまな番組を制作。母国で国営放送に勤務するなどした後、1984年から9年間、『スヴェンスカ・ダーグブラーデット』紙東アジア特派員として再び日本に滞在。スウェーデンにおける対日理解の促進に功績があったとして2011年春の外国人叙勲にて旭日双光章を受章
繁沢敦子[シゲサワアツコ]
1967年生まれ。神戸市外国語大学卒。読売新聞記者、広島市立大学広島平和研究所の情報資料室編集員を経て、2000年からフリージャーナリストに。05年、米PRIのラジオ番組The Worldによる特集“Hiroshima’s Survivors:The Last Generation”(06年ダート賞受賞)でプロデューサー。07年、映画『ヒロシマナガサキ』(08年エミー賞受賞作)共同プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。