内容説明
経営分析の手法で行政を「見える化」する。
目次
第1章 経営分析の意義
第2章 経営分析の事例(環境(ごみ収集)事業の経営分析
市営バス事業の経営分析
消防事業の経営分析
市営住宅事業の経営分析
広聴、広報・報道対応の経営分析
下水道事業の経営分析
市街地整備事業(土地区画整理事業)の経営分析
施設・ファシリティマネジメント
市民病院事業の経営分析
国民健康保険事業の経営分析)
第3章 経営分析の進め方
第4章 局経営方針と行政評価
著者等紹介
上山信一[ウエヤマシンイチ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。京都大学法学部、米プリンストン大学大学院卒(公共経営学修士)。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者、米ジョージタウン大学研究教授等を経て現職。専門は、企業・行政機関の経営改革。近年は地域再生も手がける。これまでに総務省、国土交通省の政策評価会委員、岩手県、青森県、茨城県、福岡市、横浜市、川崎市、逗子市、雫石町等の各種改革委員を歴任。現在、新潟市役所都市政策研究所長等を兼務。1957年大阪市生まれ、府立豊中高校卒。大阪市役所では2005~06年度に市政改革本部本部員及び福利厚生制度等改革委員会委員、06~07年度に市政改革推進会議委員長を務めた。現在、大阪府特別顧問、大阪市立大学特任教授(大学院創造都市研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とみやん📖
1
仕事関連で読んだ本。 内容はシンプルでわかりやすい。それと図表が勉強になった。 あとは、実践できるかが勝負。それと、いくら、情報公開といっても、情報は加工の仕方で解釈や見え方も変わってくる。改革したい方向に加工して誘導していくのを情報操作というのだろうか。2016/09/06
中年親爺
1
大阪市の改革は、2005年から始まっていた。市役所の仕事を「事業」として見ることにより、組織横断的に「事業ユニット」に分類して分析したと言う。ユニット毎に、事業目的の整理から始まり、現状データの収集整理、トレンド比較、他市比較、民間事業との比較等により、経営的な視点で現状分析される。非常に興味深い試み。さて、この分析結果に基づいて、要はどれだけどこまで実行できるかということが、橋下新市長に問われているのだろう。2012/01/07