内容説明
中国は侵略された時代の屈辱をばねに荒々しく動き回り、名実共にアジアの盟主となるべく大中華圏の建設に乗り出している。しかし、そこには自らがかつて経験した侵略された側の痛み、それに基づく弱者への配慮などはみじんもなく、大国のエゴだけが見え隠れする。本書では、そんな巨竜の姿を追った。
目次
第1章 大中華の夢
第2章 反日の構造
第3章 中国の軍事・謀報戦の脅威
第4章 台湾・小数民族支配
第5章 歯止めの利かぬ成長路線
第6章 体制溶融
第7章 モラルの低下
第8章 社会主義からのソフトランディング
著者等紹介
信太謙三[シダケンゾウ]
1948年静岡県生まれ。73年時事通信社入社。香港特派員、北京特派員、北京支局長、上海支局長などを歴任。優れた中国報道によって96年度ボーン・上田国際記者賞を受賞。98~2000年早稲田大学非常勤講師、04年から東洋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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