内容説明
きれいごとでない壮絶な介護の現実がここにある!人間のもつ感情すべてをさらけだし、時には愛おしみ、アンビバレントな深層心理の矛盾と葛藤しながらアルツハイマー病の母と暮らす日々を綴る在宅痴呆老人介護記。
目次
アルツハイマーと診断される―2002年7月
介護の始まり―2002年8月
人間失格―2002年9月
トンチンカンだけど楽しい―2002年10月
和ちゃんと遠足―2002年11月
我慢ばかりしてられない―2002年12月
引越し話―2003年1月
泣きが入る―2003年2月
人間力が試される―2003年3月
春よ来い!―2003年4月
母の日―2003年5月
アルツハイマーがよくなる?―2003年6月
ふたたび夏が来る―2003年7月
その後の和ちゃん
著者等紹介
野田明宏[ノダアキヒロ]
フリーライター。1956年岡山市生まれ。小学校高学年より野球に熱中。岡山東商業高校で、背番号13ながら甲子園出場を果たす。大学でも野球を続けたかったが、あまりのレベルの高さに断念。大学時代は視野拡窄のため多種多様なアルバイトに専念。結局、大学生活の延長で社会人へと突入。簡単に言えば、フリーターの走り。フリーター時代、もっとも、現在でも基本的にはフリーターと同様なのだが、約50ヵ月バックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等。老人介護を中心に執筆活動を続ける
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