吟醸酒を創った男―「百試千改」の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788701625
  • NDC分類 588.52
  • Cコード C0076

内容説明

酒造の暗黒時代に苦労を重ね、芳醇な酒づくりを目指した男がいた。明治から昭和の動乱の時代、戦争と酒税、醸造技術の変遷をおりまぜ、酒づくりに賭けた男たちの執念を描したノンフィクション。

目次

第1章 栄冠
第2章 創業
第3章 なぜか腐れ酒
第4章 百試千改
第5章 花開く改醸の努力
第6章 出逢い
第7章 吟醸酒の香り

著者等紹介

池田明子[イケダアキコ]
ノンフィクション作家。金沢市生まれ。金沢女子短期大学国文科卒業。現在、広島中央女子短期大学非常勤講師。他にも、頼山陽記念文化財団評議員、ひろぎん経済研究所理事、広島市図書館協議会委員、日本酒造史学会会員など。第14回頼山陽記念文化賞受賞(1997年)、広島市市政功労者賞受賞(2000年)

秋山裕一[アキヤマヒロイチ]
日本醸造学会会長、元醸造試験所所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Humbaba

1
成功するとわかっているならばお金もエネルギーも惜しくはないが、そもそも進んでいる道が成功につながっているかわからない状況が通常であり、それでも情熱を燃やし続けられるかで成功するかどうかが変わってくる。ある程度うまくいけばそれで終了とするのではなく、より良いものにするためには何ができるかを探し続ける。そうしてある種狂信的に進めてきたからこそ他の人ができないものを作り上げることができた。2025/01/31

hr

0
(memo)◆吟醸酒の造り方(極端な低温長期醸造法)を編み出した広島の三浦千三郎の話。腐蔵しない酒をどうやって造るか。軟水と硬水。◆明治40年の醸造協会主催の第一回清酒品評会では優等賞5点中、第1位龍勢、第2位三谷春(補足:明治41年に醸造試験所が主催した第一回新酒鑑評会は出品は27点、参加蔵元17場。戦前昭和13年には中止になり、昭和35年に醸造協会主催のものは閉幕したが、醸造試験所の全国新酒鑑評会は続いた)2016/01/02

Humbaba

0
前例のない、今までだれも到達できなかった境地。無理だと言われたとしても、その道を突き進むことで新しい領域を開く。道無き道を進むことはたやすいことではない。しかし、自分が信じた目的があるからこそ、その道無き道を邁進していくことが可能となる。2014/01/30

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