出版社内容情報
B.G.グレイザーが提唱したクラシック・グラウンデッド・セオリーは、データ収集と分析、コーディング、コードを用いた概念化など、質的データを扱う基盤となっている。その歴史、哲学、方法を解説し、応用としてのグラウンデッド・アクションについても概説。
【目次】
内容説明
1960年代から今日に続くグレーザー派グラウンデッド・セオリーは、最初に登場したというほかに、「伝統的・規範的」という意味でクラシック・グラウンデッド・セオリーと呼ばれる。看護や社会福祉などヒューマンサービスの領域のみならず、教育やビジネス、ジャーナリズムの領域でも広く用いられ、グラウンデッド・アクションのベースとなる。この方法は、どのように「発見」されたのか、なぜそのような方法なのか。歴史をひもとき、その哲学、方法、実践をキーワードで学ぶ。
目次
1 グラウンデッド・セオリーの発見
2 グラウンデッド・セオリーの流派
3 グラウンデッド・セオリーの位置づけ
4 クラシック・グラウンデッド・セオリーを始めよう
5 クラシック・グラウンデッド・セオリーのデータ収集
6 クラシック・グラウンデッド・セオリーのデータ分析
7 理論的メモを書く
8 中核概念(コア・バリアブル=コア・カテゴリー)
9 理論的コーディング
10 クラシック・グラウンデッド・セオリーの執筆と評価
11 グラウンデッド・アクション
12 クラシック・グラウンデッド・セオリーの実際
著者等紹介
志村健一[シムラケンイチ]
東洋大学福祉社会デザイン学部教授。ウィスコンシン大学ラクロス校大学院修士課程、フィールディング大学院大学博士課程修了。Doctor of Education。道都大学助手、専任講師、弘前学院大学専任講師、助教授、聖隷クリストファー大学助教授、教授を経て2011年東洋大学社会学部に教授として就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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