出版社内容情報
語り部が高齢化する中、その継承が喫緊の課題となっている。語り部はいかにして語り部となったのか。非体験者は継承者になりうるのか。ハンセン病回復者と被爆者の語り部に焦点を当て、語りの影響力と教育力を検討、継承のための具体的道筋を示す。
内容説明
体験者個人の記憶を越えて継承される語り部の教育力。語り部が高齢化するなか、その継承が喫緊の課題となっている。語り部はいかにして語り部となったのか。非体験者は継承者になりうるのか。ハンセン病回復者と被爆者の語り部に焦点をあて、語りの影響力を教育力として検討、継承のための具体的道筋を示す。
目次
序章 「語り部」と「語り」
第1章 現代「語り部」を解き明かす視点
第2章 ハンセン病回復者の「語り」
第3章 被爆体験者の「語り」
第4章 「語り部」の継承
終章 「語り部」の「語り」と人権教育・啓発
著者等紹介
今津孝次郎[イマヅコウジロウ]
1946年徳島市生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。博士(教育学、名古屋大学)。三重大学教育学部助教授、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授などを経て、星槎大学大学院特任教授、名古屋大学名誉教授、愛知東邦大学名誉教授
神山直子[カミヤマナオコ]
1961年東京都東村山市生まれ。東京学芸大学教育学部A類国語科卒業、星槎大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。東京都公立小学校教諭、東村山市教育委員会教育部指導主事、東京都教育庁指導部主任指導主事〔人権教育担当〕、多摩市教育委員会教育部参事指導課長事務取扱などを経て、社会福祉法人土の根会(花さき保育園)理事長、国立音楽大学音楽学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 校注唐詩解釈辞典 〈続〉