出版社内容情報
劇場の制約を解き放ち、社会の現実を再構築する運動として発展してきたパフォーマンス・アクティヴィズムを歴史的に概観、世界中で進行する多様な実践を紹介。演劇・文化研究者、パフォーマンス実践者、教育者や地域社会の組織者にとって興味深い内容。
内容説明
パフォーマンスは劇場の制約から解放され、社会的な課題と矛盾に取り組み、社会的リアリティーを構成/転換する活動として、めざましく発展している。その歴史的プロセスを概観し、教育、市民活動、コミュニティ発達、社会正義のための行動など、今日の多岐にわたる多様な活動を一望。パフォーマンス・アクティヴィズムを牽引してきた著者による、はじめての体系的な書。
目次
パフォーマンス・アクティヴィズムの紹介
第1部 劇場を出て革命に加わるパフォーマンス(儀礼、演劇、アクティヴィズム;アジテーション・プロパガンダ(アジプロ)
インプロヴィゼーション ほか)
第2部 (いくつかの)パフォーマンス・アクティヴィズムの実践(教育すること;政治化;橋を架ける実践 ほか)
第3部 世界パフォーマンスの再開(生き方としてのパフォーマンス;パフォーマンスとしてのコミュニティの組織化;存在論、コミュニティ、持続可能性)
著者等紹介
フリードマン,ダン[フリードマン,ダン] [Friedman,Dan]
1950年生まれ。East Side Institute研究員、カスティリョ・シアター名誉芸術監督。ウィスコンシン大学で演劇史博士号を取得後、ニューヨーク市立大学やハーバード大学で教鞭をとる。ニューヨークのカスティリョ・シアターの劇作家・演出家として長年にわたり進歩的で地域に根ざした政治劇の上演に携わってきた
茂呂雄二[モロユウジ]
1956年生まれ。東京成徳大学応用心理学部教授・筑波大学名誉教授。専門はパフォーマンス心理学。国立国語研究所、筑波大学教授・副学長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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