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出版社内容情報
「東北」って一体なんだろう? 架空の、あるいは幻想の呼び名? この名前の起源と「中央」との関係、声なき声の歴史をやさしく語る、まったく新しいスタイルで語られる日本近代史。
内容説明
迷った時には、いつでもおいで。東北は、きみを待っている。東日本大震災の途方もない衝撃の直後に書かれた本書は、これまでの歴史の中で、どんな力が、なぜ、“東北”という土地に深い傷つきを強いてきたかを、生活者の目線から克明に描いた。そしてわたしたちはそこから、“東北”とは、過去も、現在も、そして未来においても、けっして他人ごととしての名称ではないことを知った。わたしたちはもう一度、回復させなければならないことがある。それはなんのために?いっしょに、考えていこう。管啓次郎による「きみの同心円がたどりつくその先へ」を巻頭に収録。
目次
第一章 自分がここにあるということ(足もとの歴史;狐に化かされたじいちゃんの話 ほか)
第二章 こども百姓(農業という生きかた;さんかく田んぼのこと ほか)
第三章 田舎と都会(はじめての東京;村と家の掟 ほか)
第四章 コメ男の話(白河以北、ひと山百文;コメの進退運動 ほか)
第五章 将来の“東北”(土地に埋め込まれた傷;百年後のリスク ほか)
著者等紹介
山内明美[ヤマウチアケミ]
1976年、宮城県南三陸町生まれ。宮城教育大学教育学部准教授。専攻は歴史社会学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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