出版社内容情報
インプロは、もともと学校教育と対立するかたちで生まれたが、「アクティブ・ラーニング」の重要性が言われるなか、学習方法の一つとして広まりつつある。インプロの研究者・実践者たちによる、今日のインプロ教育の多様な実践の報告と理論的な分析。
内容説明
「インプロ・ゲーム」から「インプロの考え方」へ。「アクティブ・ラーニング」の重要性が言われるなか、インプロが学習方法の一つとして広まりつつある。学校教育とインプロをつなぎ、新たな価値を見出そうとしている研究者・実践者たちによる、今日のインプロ教育の多様な実例と理論的な分析。
目次
インプロは教育できるのか
すでに学んでしまっている―ジョンストンのスポンタナエティ概念
楽しむ中で「自分」になる―スポーリンのシアターゲーム
即興演劇における仮面とトランス
教師が「学習者になる」とはどういうことか―インプロの世界からみた「対話型模擬授業検討会」と教師教育
学校教育におけるインプロの教育的意味―矢野智司の「生成としての教育」の観点から
小学校におけるインプロ実践の方法とその意味
小・中学校における外部講師としてのガイディッド・インプロビゼーションの実践―心理教育的援助サービスとしての授業を通して
高校生が即興的に役を演じることの意味
理学療法士のコミュニケーションとインプロ
保育者養成校におけるインプロ教育―子どもがやりたい遊びとしての劇の発表会をつくるために
子どもと保護者が集うインプロの習い事―IMPRO KIDS TOKYO
コロナ禍に生まれたオンラインインプロワークショップの軌跡
お笑い芸人である私とインプロ