出版社内容情報
超高齢社会を迎えた今、数十年にわたる高齢期をどう生きるかが重要かつ喫緊の課題となり、生涯発達心理学の視点から科学的探究が進められている。長く生きることが喜びになる未来をどうつくっていくのか? 最前線の多様な研究とその成果を展望する。
*急速な高齢化が社会と高齢者自身にもたらす影響とは?
*生物学的成長と老化、および精神的加齢変化を統合的にとらえる視点からのアプローチ。
内容説明
超高齢社会への発達科学的アプローチ。基礎的研究によるエビデンス、生活と心身の健康に密着した研究、発達支援の理論に基づくさまざまな実践―最前線の多様な研究とその成果を展望し、生涯発達における高齢期の課題を理論と実践の両面から明らかにする。
目次
序章 発達科学と高齢期
第1部 高齢期の身体・認知機能と精神発達(高齢者の健康:その概念と測定;高齢期の記憶;認知症の心理学的特徴 ほか)
第2部 高齢期の生活と心身の健康(社会的活動と自律性;世代間コミュニケーションと利他的行動;家族と高齢者のコミュニケーションとウェルビーイング ほか)
第3部 生涯現役社会構築の理論と実践(生涯発達支援理論の展開:共同体形成を通した高齢期支援;長寿社会の課題とアクションリサーチ;高齢期を支える社会実践活動の理論と支援の展望:地域共生社会に向けた多世代交流プログラムの実践 ほか)
著者等紹介
佐藤眞一[サトウシンイチ]
早稲田大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。博士(医学)。大阪大学名誉教授。現在、大阪府社会福祉事業団特別顧問
藺牟田洋美[イムタヒロミ]
千葉大学大学院修士課程修了。博士(医学)。現在、東京都立大学大学院人間健康科学研究科准教授
田島信元[タジマノブモト]
東京大学大学院修士課程修了。博士(人間科学)。白百合女子大学・東京外国語大学名誉教授。現在、白百合女子大学生涯発達研究教育センター研究員、生涯発達支援研究所代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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