出版社内容情報
詩歌療法という言葉を知らずとも、古来人は、詩歌に心理的な効果のあることに気づいていた。古今東西の詩(歌)集や詩について書かれた本に詩歌療法のルーツを辿りながら、現代の詩歌療法の理論を構築するための方途を探る、前著『詩歌療法』の続編。
内容説明
詩歌の心理治療的な効果を体系的に説明。古い詩歌集に詩歌療法のルーツを求め、カタルシス概念の根源的な意味を問い、現代の心理学理論との関連を探り、詩歌療法理論の構築を試みた、初めての本。
目次
第1章 古い文献にみる詩歌の心理的効果
第2章 大伴家持の依興歌―抒情詩の詩作態度
第3章 日本最古の詩歌療法の事例
第4章 詩歌と了解心理学的方法
第5章 従来の詩歌療法の理論
第6章 詩歌療法のカタルシス理論
事例集―詩歌の心理治療的な効果
著者等紹介
小山田隆明[オヤマダタカアキ]
1937年北海道釧路市に生まれる。東北大学文学部(哲学)卒業。同大学院博士課程(心理学)修了。岐阜大学名誉教授、日本心理学会終身会員。専門は学習心理学・認知心理学・行動の意識的統御論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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