内容説明
世界を理解し、概念知識を構築するには、身体的経験が必須だ。身体化された認知という見方は、心理学者だけでなく、哲学者、認知科学者、神経科学者、ロボット工学者たちに広く共有されてきている。心理学的研究とその結果を体系的に整理し、それらが身体化された認知の考え方にどのように位置づけられるかを、初学者にもわかりやすく解説。
目次
第1章 身体化された認知の理論への序論
第2章 知覚における身体の役割
第3章 社会的・情動的判断における身体の役割
第4章 高次認知における身体の役割
第5章 言語理解における身体の役割
第6章 認知判断におけるシミュレーションの役割
第7章 情動におけるシミュレーションの役割
第8章 抽象概念の表象におけるメタファーの役割
第9章 身体化された認知の理論に対する反応
著者等紹介
フィンチャー‐キーファー,レベッカ[フィンチャーキーファー.レベッカ] [Fincher‐Kiefer,Rebecca]
ゲティスバーグ大学の心理学教授。そこで人の認知や統計学、研究法、そして身体化された認知に関する上級実習コースを教えている。1988年にピッツバーグ大学で認知心理学の博士号を取得。ゲティスバーグ大学では、6年間心理学部の学部長を務めるなど、複数の役職を歴任している
望月正哉[モチズキマサヤ]
日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了。博士(心理学)。現在、日本大学文理学部心理科学准教授。主な研究領域は認知心理学、言語心理学、教育心理学
井関龍太[イセキリュウタ]
筑波大学大学院一貫制博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。現在、大正大学心理社会学部人間科学科准教授。主な研究領域は、認知心理学、言語心理学、教育心理学
川崎惠里子[カワサキエリコ]
早稲田大学文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、川村学園女子大学名誉教授。主な研究領域は文章理解、記憶(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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