内容説明
パーソナリティと個人差の心理学は、遺伝学や神経生理学の知見を加え膨大で多様になっている。この領域を発展させた革新的な14の研究を取り上げ、その背景と理論・方法の詳細、結果、影響、批判について懇切に解説。入門者のみならず研究者も今一度立ち止まって学び直すために。
目次
はじめに―パーソナリティと個人差に関する古典的研究の再検討
パーソナリティ次元を評価し、数えあげる―ウェッブ(1915)の研究・再入門
特性名の分類―オルポートとオドバート(1936)の研究・再入門
特性名の因子分析―キャッテル(1943)の研究・再入門
パーソナリティと精神病理学の次元モデル―アイゼンク(1944)の研究・再入門
5つの、頑健で繰り返し見いだされるパーソナリティ因子―テュペスとクリスタル(1961)の研究・再入門
特性理論への挑戦―ミシェル(1968)の研究・再入門
罰と報酬への感受性―グレイ(1970)の研究・再入門
自己決定理論と内発的動機づけにおける報酬の影響―デシ(1971)の研究・再入門
行動への遺伝的影響―ブシャール他(1990)の研究・再入門
パーソナリティの進化―バス(1991)の研究・再入門
パーソナリティ、健康、そして死―フリードマン他(1993)の研究・再入門
パーソナリティの現実的な評定―ファンダー(1995)の研究・再入門
密度分布としてのパーソナリティ―フリーソン(2001)の研究・再入門
パーソナリティのダークサイド―ポールハスとウィリアムズ(2002)の研究・再入門
著者等紹介
コー,フィリップ・J.[コー,フィリップJ.] [Corr,Philip J.]
ロンドン大学シティ校心理学コースの教授、前イースト・アングリア大学およびスワンジー大学教授。主な研究関心は個人差、特にパーソナリティ因子とそのプロセスで、強化感受性理論(Reinforcement Sensitivity Theory:RST)の研究で最もよく知られている
中村菜々子[ナカムラナナコ]
早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学、医学)。現在、中央大学文学部教授。主な研究領域は、臨床心理学、健康心理学、行動医学(ストレス・マネジメント、援助要請、慢性疾患患者の行動変容)
古谷嘉一郎[フルタニカイチロウ]
広島大学大学院生物圏科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、北海学園大学経営学部准教授。主な研究領域は、社会心理学、臨床社会心理学(子育てバーンアウトの生起メカニズム、完全主義、ソーシャル・サポート)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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