内容説明
自傷行為という秘密を抱えた生徒、自殺の危険から対応に苦慮する学校。実態の緻密な調査から、両者の視点をつなぐ望ましい対応、期待される学校の体制を探る。
目次
第1部 自傷行為をとりまく現状(自傷行為とは何か;中学生・高校生の自傷行為と対応の実態;望ましい対応の在り方を考えるために)
第2部 「学校」側の視点―自傷行為をする生徒にどう対応するか(教職員の対応の実態とその背景;教師の関わりと体験の理解;養護教諭の関わりと体験の理解)
第3部 「生徒」側の視点―自傷行為への学校の対応をどう受け止めているか(ブログからみる自傷行為経験者の体験;自傷行為経験者の体験の振り返り―語り手1;自傷行為経験者の体験の振り返り―語り手2)
第4部 総括―援助者と自傷行為者の視点をつなぐ(望ましい対応の在り方とは)
著者等紹介
坂口由佳[サカグチユカ]
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教育学研究員。お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科卒業、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程修了、同博士課程修了。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師。発達障害を専門とする精神科クリニック、児童精神科クリニック、中学校のスクールカウンセラー、大学の学生相談室勤務などを経て、現在は研究活動のほか精神科病院で中学生から成人を対象とした心理検査やカウンセリングを担っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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