内容説明
今は「暴力団」「反社会的勢力」と呼ばれるヤクザは、かつては市民に頼られ慕われる存在でもあった。長年の取材と『古事記』にまでさかのぼる考察から、「甘え」を受け入れ義理人情に生きる彼らは「本来の日本人」の心の持ち主であることを看破。一方的な排除ではなく、ともに生きる道を提言する反時代的直言の書。
目次
序章 荒ぶる神にたどりつくまで
第1章 建速須佐之男命の深層
第2章 ヤクザの生き方とその深層
第3章 ヤクザ社会の甘えの構造
第4章 ヤクザを生んだ社会の深層
第5章 ヤクザの現状とその深層
第6章 ヤクザをどう受けとめるべきか
著者等紹介
大貫説夫[オオヌキセツオ]
1950年栃木県生まれ。東京教育大学大学院(教育心理学専攻)修士課程修了。カウンセリング塾を主宰するかたわら、フリーライターとして月刊誌などに執筆。桑沢デザイン研究所講師などを歴任。現在はアンティーク雑貨店店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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