心の臨床を哲学する―Philosophy of Psychiatry & Psychology

個数:

心の臨床を哲学する―Philosophy of Psychiatry & Psychology

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月29日 09時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788516809
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3010

内容説明

「精神医学」「心理学」「心の哲学」の三つの視点から、精神科臨床や心理臨床を含む心の臨床全般を哲学的に検討。実践に臨む視野が大きく広がる。

目次

第1部 精神医学(精神医学の「二つの心」;精神療法家は人の人生観にどこまで踏み込めるのか;精神科医はどのようにして心を理解するか?―了解・シミュレーション・共感;自閉スペクトラム症への医療介入における妥当性の問題:試論;「クイ・ボノ?」(“Cui bono?”)―精神医学は「あなたのためを思えばこそ」なのか?)
第2部 心理学(心理教育の心類学―予防・布教・マーケティング;ナラティヴ・アプローチによる心理臨床―人々の「声」を取り戻す実践;比較心理療法論―認識論と心の哲学からの考察;性格心理学をめぐるいくつかの問題)
第3部 心の哲学(精神医学の多元性と科学性;感情労働と心の病;言語を持たない動物は精神疾患のモデルになるのか?―精神疾患の動物モデルと精神医学史における発見;薬物依存症者に対する適切な非難のあり方―非難の関係性説に基づく依存行動への対応;精神障害(精神疾患)とは何か)

著者等紹介

榊原英輔[サカキバラエイスケ]
東京大学医学部医学科卒業。精神科医、臨床心理士、公認心理師。大学在学中に東京大学教養学部科学史・科学哲学科で学ぶ。現在は東京大学医学部附属病院精神神経科助教

田所重紀[タドコロシゲノリ]
東京大学文学部、千葉大学医学部卒業。千葉大学大学院医学薬学府博士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。精神科専門医、臨床心理士、公認心理師。現在は室蘭工業大学保健管理センター教授

東畑開人[トウハタカイト]
京都大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)、臨床心理士。現在は十文字学園女子大学人間生活学部人間発達心理学科准教授。白金高輪カウンセリングルーム開業

鈴木貴之[スズキタカユキ]
東京大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在は東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は心の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

9
精神医学、臨床心理学、哲学のそれぞれの専門家複数による、心の臨床の哲学。簡単な本ではありません。2020/06/07

ゆうみい

6
全てをしっかりとは読み込めてはいないのですが、、やっぱりこの分野は面白いと感じさせられる本でした▼「器質的な原因がある精神疾患は神経内科的な疾患になる」のだと、以前お会いした精神科医の先生がおっしゃっていた。とすると、精神疾患とは何なのか? 石原先生の「精神医学…ほど分類の問題に力を注ぎ、悩まされてきた分野は他にない」の言葉が物語っている▼印象深かったのは鈴木氏、南学氏。鈴木氏は症状(心理学)レベルの異常と生物学レベルの異常を分けて、その共存の在り方を考察している。(続く)2020/07/16

ぼっせぃー

3
用語の使い方から、ひとつひとつ基礎に立ち返って論じられていて挫けることなく読み進められた。それぞれの論文についての抄録は巻頭に記載があるため、それぞれの印象をメモがわりに。榊原論文:米国レジデント教育を紹介するという導入が強い背骨となって論旨を明確にしている。田所論文:論文末尾の筆者の回答は精神療法家に留まらず多くの医療者が足元を再確認するのに有効なスタンスではと思う。植野論文:‘“心を理解する”行為の再定義あるいは再々々……定義。遠藤論文:発達の偏り、に対して医療が関わるときの内省。2020/07/22

てんたかく

2
編者によれば、心の臨床の科学は、単線的な科学的発展が期待される通常科学の分野とは一線を画するゆえに、暗黙の前提を再考する哲学的な思考が重要であるという。本書は多元主義の立場から、精神医学・心理学・哲学の視点からなる多様な論文が集められている。一口に心の病と言っても様々な切り口があるのだなと勉強になった。2024/05/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15810500
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品