内容説明
わからないことを無理やりやろうとすると、からだがいやがる。人生が不安になる。それは当然です。この本には「優等生」は出てきません。子供も大人も「わかるところ」まで戻って、みんなでハッピーになりましょう。「天声人語」で紹介されながら長らく入手困難だった、「ロボットは東大に入れるか」ディレクターによるあの名著が、増補新版でついに登場!
目次
文章題とのつきあいかた
文を図にする。見たことを文にする。
宿題をいっしょに解こう!
単位をころころ変えてみよう
「1」が、いつでも1とは、かぎらない
算数ルールブック
分数とはそもそもなにか?
分数のわり算
フェアにくらべる
わり算・分数・率・比は、同じこと
番外編:出張授業 数を図形にしよう!
文章題をそのまま式にする
発展問題を解けるようになる
答え合わせのやりかた
みんなでハッピーになるための数学
著者等紹介
新井紀子[アライノリコ]
1962年、東京都生まれ。国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長。一般社団法人「教育のための科学研究所」代表理事・所長。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業後、イリノイ大学5年一貫制大学院を経て、東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクターを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。科学技術分野の文部科学大臣表彰(2010年)、『AI vs.教科書が読めない子どもたち』で石橋湛山賞、大川出版賞、山本七平賞(いずれも2018年)、ビジネス書大賞(2019年)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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