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内容説明
近世以来の祭礼を通じて負担と名誉を分ちあう「町内」社会の変容とダイナミズム、観光や文化財行政を通じて編成される都市のネットワークを、コモンズ論の視点から分析する気鋭の挑戦。
目次
第1部 課題の設定と分析視角(本書の目的と研究の視角;都市社会学における「町内」社会研究の不在とその可能性;本書の分析視角―コモンズとしての都市祭礼)
第2部 都市祭礼を構成する諸資源・用益と祭礼の伝承メカニズム(山組における家と世代―祭礼をめぐるコンフリクトとダイナミズム;山組間における対抗関係の管理と興趣の生産・配分―裸参りを手がかりとして;シャギリをめぐる山組間の協力と山組組織の再編;若衆たちの資金調達と社会的ネットワークの活用;曳山をめぐる共同性と公共性―共有資産としての曳山の管理とその変容)
第3部 コモンズとしての都市祭礼/地域社会/公共性(観光・市民の祭り・文化財―公共的用益の活用と祭礼の意味づけの再編成;本書における知見の整理と結論)
著者等紹介
武田俊輔[タケダシュンスケ]
1974年奈良県生まれ。東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程卒業。同大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学専門分野博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部准教授。専攻は社会学(文化社会学・都市社会学・メディア論・ナショナリズム論・歴史社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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