内容説明
世界を歩き続けてきた写真家による、中学生時代から現在までの8つの「旅」の記録。入手困難だったロングセラーの増補・新装版。
目次
1章 世界を経験する方法としての旅 インド一人旅
2章 冒険に出かけよう アラスカの山と川
3章 自分の目で見て、身体で感じること 北極から南極へ
4章 いま生きているという冒険 七大陸最高峰とチョモランマ
5章 心のなかに島が見えるかミクロネシアに伝わる星の航海術
6章 惑星の神話へ 熱気球太平洋横断
7章 変わり続ける山 二度目のチョモランマ
8章 もう一つの世界へ 想像力の旅
著者等紹介
石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、行為の経験としての移動を主題に、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている。著作に『最後の冒険家』(集英社2008、開高健ノンフィクション賞)など。写真集に『THE VOID』(ニーハイメディア・ジャパン2005、三木淳賞、さがみはら写真新人賞受賞)『POLAR』(リトルモア2007、『NEW DIMENSION』と2シリーズで日本写真協会新人賞・講談社出版文化賞受賞)、『ARCHIPELAGO』(集英社2009、さがみはら写真賞)『CORONA』(青土社2010、土門拳賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
84
中学生の時初めて一人で高知に行ってから以来ずっと世界を冒険し続ける著者。冒険て何?と聞かれたらインドア派の私には全く答えようがないが、彼は山に登ったりインドを旅したりアラスカ、アフリカ、南太平洋を渡り歩く。危険な目に遭うことも多く命に関わることも多々あったようだ。しかし誰でもタイトルにあるように「生きているということが冒険」という言葉には共感。人それぞれの冒険あり、私の場合は本を読むことが冒険になっているのか、そんなふうに感じた。図書館本2025/12/02
えんちゃん
44
凄すぎて滅!なんて魅力的な人間なんでしょう!写真家で登山家の石川直樹氏の冒険遍歴。どんどんスケールが大きくなっちゃって、高校生当時のインド一人旅が軽く思えてしまうほど、破天荒で危険極まりない冒険の数々。命がいくつあっても足りないはずなのに、ご本人は至って冷静かつ淡々としていて、このギャップがとても好ましい。自分では決して経験し得ることのない冒険を体感できるのは読書の醍醐味でしょうね。とても面白かったです。2026/05/28
柚木あんづ🍉
17
中高生を対象としたYAの実用書『よりみちパン!セ』シリーズより。写真家、石川直樹さんがインド、アラスカ、北極と南極、チョモランマなど、極地へむかう理由が驚くほど自然。誠実で穏やかな声からでも伝わる空気感に、圧倒されながら読んだ。第8章の一文。「(現実に何を体験するか、どこにいくかということはさして重要なことではないのです。)心を揺さぶる何かに向かい合っているか、ということがもっとも大切なことだとぼくは思います。p.286」。冒険するということが、こんなにいつまでも気持ちを豊かにも強くもさせること。2023/07/08
まいぽん
16
『最後の山』が心に残っている石川直樹さんのYA向けの1冊。山だけじゃなかった!なんてすごい人なんだ石川直樹!最初の旅は坂本龍馬ゆかりの高知へ一人旅、中学2年。そこから高2でインド、大学でアラスカのユーコン川をカヌー旅。続けて六千メートル超のデナリ登山と冒険のスケールはどんどん拡大。極地も七大陸最高峰も熱気球もすごいけれど、ミクロネシアに伝わる星の航海術(近代計器を一切使わない)を学ぶために、熟練の航海者マウに弟子入りした日々を綴る章が最も印象的でした。最終章はもはや哲学。文章にも写真にも心揺さぶられた! 2026/05/15
ほし
13
うわー、面白い!と思いながらあっという間に読み終えてしまいました。石川直樹さんの旅への目覚めとなるインド一人旅から、ユーコン川の川下り、北極から南極への人力移動、チョモランマ登頂など、これまでの冒険の数々が語られます。 この本は「よりみちパン!セ」という、主に中学生以上を対象にシリーズのひとつ。そのため字も大きかったり、漢字に振り仮名があったりと読みやすくなっているのですが、内容はかなり濃厚です。 これまで石川直樹さんの本はその大半を読んできたのですが、最初の一冊としてお勧めするならこれかなと思いました。2019/05/28




