東大闘争の語り―社会運動の予示と戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 470p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788515741
  • NDC分類 377.96
  • Cコード C3036

出版社内容情報



小杉 亮子[コスギ リョウコ]
著・文・その他

内容説明

“1968”とはなんだったのか、50年後の検証。多様な立場の44人の語りから甦る東大闘争の“るつぼ”1960年代学生運動の遺産と予示的政治の力を描き切った気鋭社会学者の力作。社会運動史の新しい扉をひらく。

目次

第1部 本書の課題と方法論(日本の“1968”とはなんだったのか―本書の課題;社会運動論の文化的アプローチと生活史分析―本書の方法論)
第2部 東大闘争の形成と展開の過程(一九六〇年代学生運動のアクターたち―人間的基礎をたどる;一九五〇‐六〇年代の学生運動文化とその変容;東大闘争の発生過程―参入するアクターと主体化するアクター ほか)
第3部 一九六〇年代学生運動の位相(グローバル・シックスティーズのなかの日本;社会運動の予示と戦略―戦後社会運動史のなかの一九六〇年代学生運動;多元的アクターの相克と主体化)

著者等紹介

小杉亮子[コスギリョウコ]
1982年生まれ。2005年京都大学文学部卒業。2016年東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。ハーバード・イェンチン研究所客員研究員、日本学術振興会特別研究員(DC2)、京都大学アジア研究教育ユニット研究員、同アジア親密圏/公共圏教育研究センター教務補佐員、国立歴史民俗博物館「『1968年』社会運動の資料と展示に関する総合的研究」共同研究員等をへて、現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。社会学・社会運動論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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飛燕

1
東大闘争時の当事者たちに聴き取りをおこない、その内容をもとに、運動のアクターが多元的(民青系、新左翼系、ノンセクト系など)で、その多元性が運動を大規模化・高揚化させると同時にやがて対立・分裂へといたったというふうに過程を描き出している。証言が主要資料になっているため、運動推移の叙述がなまなましく感じる。2023/06/25

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