出版社内容情報
東北学院大学震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)[トウホクガクインダイガクシンサイノキロクプロジェクト カネビシキヨシ ゼミナール]
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内容説明
亡き人をそっと抱きしめて癒される“霊性”。“被災地のタクシーに幽霊”で大反響を呼んだ「呼び覚まされる霊性の震災学」待望の姉妹編。
目次
第1章 霊が語られないまち―他者が判断する身内の死と霊性 気仙沼市唐桑
第2章 無力と弱さを自覚した宗教者の問いかけ―遺族の心に寄り添う僧侶 石巻・西光寺ほか
第3章 手紙の不確実性がもたらす「生」の世界―亡き人とのつながりを感じるために 陸前高田・漂流ポスト
第4章 原発事故に奪われた故郷を継承する―牛の慰霊碑建立をめぐって 福島・双葉
第5章 原発事故関連死の遺族が「あえて」声を上げたのはなぜか―原発避難者としての自己確立 福島・浪江町
第6章 風が伝える亡き人への言葉―風の電話のある空間の癒し 岩手・大槌町
第7章 地域コミュニティにおける「オガミサマ」信仰―魂のゆくえを見つめる人々 陸前高田
第8章 最後に握りしめた一枚を破るとき―疑似喪失体験プログラムとアクティブ・エスノグラフィ 命のかたりべ
著者等紹介
金菱清[カネビシキヨシ]
1975年大阪府生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、社会学博士。東北学院大学教養学部地域構想学科教授。専攻は環境社会学・災害社会学。主著:『生きられた法の社会学/伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか』(新曜社、2008年、第8回日本社会学会奨励賞著書の部)、『3.11慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』(編著、新曜社、2012年、第9回出版梓会新聞社学芸文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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