3.11霊性に抱かれて―魂といのちの生かされ方

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3.11霊性に抱かれて―魂といのちの生かされ方

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788515727
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C1036

出版社内容情報



東北学院大学震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)[トウホクガクインダイガクシンサイノキロクプロジェクト カネビシキヨシ ゼミナール]
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内容説明

亡き人をそっと抱きしめて癒される“霊性”。“被災地のタクシーに幽霊”で大反響を呼んだ「呼び覚まされる霊性の震災学」待望の姉妹編。

目次

第1章 霊が語られないまち―他者が判断する身内の死と霊性 気仙沼市唐桑
第2章 無力と弱さを自覚した宗教者の問いかけ―遺族の心に寄り添う僧侶 石巻・西光寺ほか
第3章 手紙の不確実性がもたらす「生」の世界―亡き人とのつながりを感じるために 陸前高田・漂流ポスト
第4章 原発事故に奪われた故郷を継承する―牛の慰霊碑建立をめぐって 福島・双葉
第5章 原発事故関連死の遺族が「あえて」声を上げたのはなぜか―原発避難者としての自己確立 福島・浪江町
第6章 風が伝える亡き人への言葉―風の電話のある空間の癒し 岩手・大槌町
第7章 地域コミュニティにおける「オガミサマ」信仰―魂のゆくえを見つめる人々 陸前高田
第8章 最後に握りしめた一枚を破るとき―疑似喪失体験プログラムとアクティブ・エスノグラフィ 命のかたりべ

著者等紹介

金菱清[カネビシキヨシ]
1975年大阪府生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、社会学博士。東北学院大学教養学部地域構想学科教授。専攻は環境社会学・災害社会学。主著:『生きられた法の社会学/伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか』(新曜社、2008年、第8回日本社会学会奨励賞著書の部)、『3.11慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』(編著、新曜社、2012年、第9回出版梓会新聞社学芸文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

30
震災で受けた悲しみをどのように緩和すればいいのか、それがなぜ、どのように作用したのか、東北学院大学の学生が7通りの事例をレポート。死者と共に進めていくことができる時間を手に入れる不可能性を乗り越えるため、被災者じしんが見出した営み。死者にあてた手紙や電話、死者を呼びだすシャーマン、裁判、慰霊碑の建立、他者による認定と儀礼…。どれも、彼岸と此岸が重なる場所を設定する、霊性を持つ営み。◇まとめで金菱は「曖昧なものを曖昧なまま抱き続ける」ことを積極的にとらえる死生観が生まれていることを見出す。遡って読んでいく。2018/06/03

ワッピー

14
東北学院大学震災の記録プロジェクト2018年刊。気仙沼市唐桑地区に震災後のの霊現象が語られない理由、被害者の供養にあたった僧侶の取り組み、亡くなった肉親に手紙を書く「漂流ポスト」の試み、畜産家の牛慰霊碑建立、モラル・プロテストとして東電への訴訟に踏み切る家族の思い、死者に話しかける「風の電話」の存在意義、地域コミュニティとしての神事や口寄せ、金菱ゼミで行われた擬似喪失体験プログラムにやる被害体験の自分事化を掲載。記憶を風化させないため、様々な試みが続いていく。このプロジェクトが担ってきた役割は大きい。2019/04/18

海星梨

6
前に学部生の本を読んで、プロトタイプ的偏見などが散見されたので、そうでないものをと読み始めましたが、こっちも学部生が書いてんのか……。自分の思考からでた結論を、既存論文を引いて強引に補強してる形なんだよね。二、三十ページしかないんだから、とことん聞き取りから語り手がどう感じてるか書き切ることを優先して欲しいんだが……。社会学のアプローチの限界というか、確実性のなさを感じる。イタコとカミサマを混同していたり、論文調査すら十分でないしね。2023/10/30

ひだり

5
震災後起こるであろう心の問題に備える…というと少しおかしいけど、3.11.から学べることを、と思い手に取った一冊。霊性=死者と生者の織りなす時空間。カウンセリングで自分だけ元気になるのは申し訳ないという気持ち。死者に手紙を書くことでつながり続ける思い。有名な風の電話や漂流ポストの存在理由がよく分かる。昔からの猟師町で海難事故が多かった地域では霊は語られず、しきたりを守ることで死を受け入れるというのも興味深かった。2024/01/27

su-zu

3
霊性の震災学続編。3.11の被災地で心の復興を支える様々な活動をテーマに調査しているゼミ生たちのレポートをまとめている。ゼミ生たちは自身も被災者であることが多く、学び調べることで自身も癒されているようだ。たどたどしいレポートではあるが、このゼミの活動自体はまだ必要なのだと読んでいて感じた。2018/07/17

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