出版社内容情報
村上 陽一郎[ムラカミ ヨウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
近代社会が遠ざけ不可視化してきた問題が、超高齢社会を迎え、いまや喫緊の課題として浮上している。この「死」というタブーに、科学論・安全学の泰斗が正面から挑む。安楽死(尊厳死)、緩和医療、終末期鎮静、臓器移植、介護などの問題を根底から問い直し、日本の医療をいかに護るか、にまで貴重な提言をする。いま最も読まれるべき書。
目次
序章 日本の医療―純個人的な体験記
第1章 戦後の医療変革―患者側からの瞥見
第2章 日本の医療―国際比較のなかで
第3章 老いと死の諸相
第4章 死の援助
第5章 終末期鎮静
第6章 生きるに値する命
終章 ささやかな、ささやかな提案
著者等紹介
村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936(昭和11)年東京に生まれる。東京大学教養学部、同大学院で、科学史・科学哲学を学ぶ。上智大学理工学部、東京大学教養学部、同先端科学技術研究センター、国際基督教大学教養学部、東京理科大学で常勤職を務め、東洋英和女学院大学学長を経て、東京大学・国際基督教大学名誉教授、広島市立大学名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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