ポケモンGOからの問い―拡張される世界のリアリティ

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ポケモンGOからの問い―拡張される世界のリアリティ

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784788515598
  • NDC分類 797.9
  • Cコード C1036

内容説明

リリース以来、瞬く間に世界中の人々を魅了し、功罪まとめて社会現象となったポケモンGO。ARやGPSを前提とするこのゲームは、現代社会を理解するための恰好の題材でもある。哲学、社会学、観光学、メディア論、ゲーム研究、宗教学など、さまざまな領域の研究者が「ポケモンGOからの問い」に真摯に応答する、学問的試み。

目次

巻頭インタヴュー 多孔化からみるポケモンGO(インタヴュイー 鈴木謙介)
1部 現実と虚構への問い(ポケモン・コンテンツの系譜―その終着点としてのポケモンGO;ポケモンGOの観光コミュニケーション論―コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新;ポケモンGOのリアリティ―『Ingress』との比較から;穢れなきポケモンと現実の都市―ARによって浮き彫りになる、現実世界への糾弾;いかにして私たちはポケモンGOと接触するのか―二つの指標性から出発して;ポケモンGOでゲーム化する世界―画面の内外をめぐる軋轢を起点として)
2部 デジタル技術とメディアへの問い(新たなるモバイル・ハイブリッド―ポケモンGOが生みだした虚構と現実の集合体;現実はいかにして拡張されたのか―写真・GPS・ナビゲーション;デジタル地図を遊ぶレイヤー―グーグルマップからポケモンGOへ;ポケモンGOと監視社会―人間の終わりの始まり?;ゲーム攻略サービスからプレイヤーの“状況”を再考する―攻略本・攻略サイト・サービスツールがもたらすもの;資源化される宗教感覚、資源化を飼い慣らす宗教感覚―ポケモンGOをめぐるイスラーム的批判からの考察)
3部 社会と文化への問い(文化産業論を移動論的に転回せよ!―“時間”と“空間”に向けた欲望の生成プロセスの起動装置;ポケモンGOという旅―どこからが旅かしら;上を下へのポケモンGO―拡張現実が生活世界にもたらすもの;コンテンツに“容易に”上書きされるセカイとどう付き合うか―「聖地巡礼」現象との比較から考えられること;アメリカ人はポケモンGOに何を見たのか―定着するAnime文化;公共空間におけるマナー教育を再考する―「ポケモンスタンプラリー」とポケモンGOの受容体験を比較しながら)

著者等紹介

神田孝治[カンダコウジ]
立命館大学文学部教授。専門:文化地理学、観光学

遠藤英樹[エンドウヒデキ]
立命館大学文学部教授。専門:観光社会学、現代文化論、社会学理論

松本健太郎[マツモトケンタロウ]
二松學舍大学文学部准教授。専門:記号論、メディア論、映像論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

17
散歩のお供としてゲームをするのか、ゲームの世界に支配され散歩に出かけるのか。収録された18本の論文を読めば、感じるものがあろうかと手に取った。以下メモ。多孔化。メディアミックス。Ingressはフィクション。ポケGoは現実定位。都市の意味空間(領域)の多層化、混在。画面内外の軋轢。監視。時間や労力をモノや金で短縮する構図。あえて費やす価値感。移動を通じて時間と空間を接続し、欲望を創出する。地蔵とは。旅行者と観光客。容易に上書きされるセカイでの聖地化。コンテンツ・メディアミックス由来のマナー問題。2018/05/04

S‐tora

2
ポケモンgo についての、社会学、観光学、宗教学からの論考集。 この本の内容をベースにして、依存なんかの問題を臨床心理学的に考察したら面白そう。2019/03/10

まつだ

1
「ポケモンGO」を基点とした論文集。著者それぞれの分野からの観点と、ほとんどの著者がプレイヤーであることが面白い。プレイヤーでない論文は読むと「やってないな、これ」と判るかなぁ。せめて遊んでから書いてほしかった。あと発行は今年なんだけど、やっぱりちょっと古い。このタイムラグは仕方ないのだけれど。第16章の谷村要の論文が一番面白かった。私はレイドバトルに大勢が立ち止まっている風景が珍しくない、なじんだ現在がとてもとても大好きだ。2018/06/03

tetra

1
ポケモンGOにおけるポケモンの存在が「自然であり、精霊」と表現されている事に、深く共感しました。2018/03/23

噂野 アンドゥー

0
様々な分野の専門家がポケモンGOに問いかける!2021/07/21

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