ドーピングの哲学―タブー視からの脱却

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ドーピングの哲学―タブー視からの脱却

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788515468
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C1075

内容説明

ドーピングは悪なのか?「スポーツ精神」がその根拠とされるが、ドーピングは競争・向上をめざす近代スポーツが生み出した必然ではないのか。ドーピング撲滅運動の問題性を指摘し、スポーツと社会のあり方を根底から問いなおす、関係者必読の書。日本の現状に合わせた訳者解説を付す。

目次

1章 エーロ・マンティランタ、(自然によって)遺伝子的に組み換えられたチャンピオン
2章 ドーピング、向上医学、スポーツの未来
3章 明日のチャンピオン―生まれつきの素質の最適化か、構造的な向上のプログラムか?
4章 反ドーピング政策―倫理的ジレンマ
5章 ドーピングと(は)スポーツ精神(である?)
6章 医療倫理とスポーツ的規範の押し付け(一九八五‐二〇〇九)
7章 ドーピングおよび諸々のドーピング的振舞いの防止
8章 医学的パフォーマンス、あるいはドーピングする医師
9章 スポーツ選手の身体の「自然」と「超自然」
10章 ハイレベルのスポーツ選手の活動の理解における「司令」と「自律」―ドーピング倫理にとって必要な知とは?

著者等紹介

ミサ,ジャン=ノエル[ミサ,ジャンノエル] [Missa,Jean‐No¨el]
ブリュッセル自由大学教授。歴史学および生命医学の哲学。ベルギー国立科学研究基金研究指導教授

ヌーヴェル,パスカル[ヌーヴェル,パスカル] [Nouvel,Pascal]
ポール・ヴァレリー・モンプリエ第三大学教授。哲学

橋本一径[ハシモトカズミチ]
1974年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は表象文化論、イメージ論、身体論。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

6
健康を害してでも強くなり勝利するという方向性を認めた現代プロスポーツにおいて、ドーピングは必ずしも矛盾しないはず。恣意的なルール適用でドーピングを悪とする規則の決定にはどのような理があるのか? 規則の遵守が人権侵害につながるような施作は許されるのか? 寛容を是とする社会と不寛容を旨とする社会のあり方に矛盾はないのか? など、幅広い視点でスポーツの在り方を問い直す、根源的な考察多数の良書。2018/01/18

takao

2
ふむ2023/06/12

いまにえる

0
アンチドーピングへのアンチテーゼを主張する論文集。かなり面白かった。「ドーピングとは、最近のトップレベルのスポーツの発展の、内在的にして正常な部分なのだ。」というのが論旨だと思う。私は、ドーピングは良いとも悪いとも区別しにくいからこそ危険であり、だからこそこれほど強い嫌悪感を持って拒否されるのだろうと思った。平等を基調とする近代社会において極小の差異(例えばヌクレオチド、例えば1秒)が極大の差異(例えば順位であり国家の威信)へと変化させるスポーツのシステムはカリスマが生まれることを容易にしていると言える。2018/04/25

萩原 一嘉@次走未定

0
オリンピック期間という事もあって、図書館で借りてみましたが、全体的にはドーピングを管理下に置く半容認的な論調が固まっており、反アンチドーピングの様な書物になっています。 考え方として、そう言う方向もある事は理解しますが、それで良いのか、と言う点では疑問に感じます。2018/02/26

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