内容説明
空襲、原爆体験、焼け跡暮らし、闇市、買出し、食糧難、住宅難、結婚難…同時代の人びとはみな、このような苦難の時代を生きてきた。プランゲ文庫の公開により可能になった地方誌・民衆誌の読み解きから、占領期の生活・世相の実態がいま、リアルに蘇る。
目次
第1章 記憶の抑圧―爆弾が落とされた街(原爆下の警官達;ぴかどんから三年 ほか)
第2章 焼け跡ぐらし(調査 大阪の自由労務者―天六の日傭勤労署索描;日雇の労働市場とは ほか)
第3章 復員と傷痍軍人/進駐軍(復員者の手記;復員第一歩 ほか)
第4章 食と住まいの変遷/住宅難(竹の子生活の実態を衝く―数字からみた赤字の累増;タケノコ生活の変遷 ほか)
第5章 新生活/生活改善(新生活運動に対する所信;新生活運動えの期待 ほか)
著者等紹介
山本武利[ヤマモトタケトシ]
1940年、愛媛県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、社会学博士。現在、NPO法人インテリジェンス研究所理事長、早稲田大学・一橋大学名誉教授。専門はインテリジェンス史
永井良和[ナガイヨシカズ]
1960年、兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(社会学専攻)学修退学。現在、関西大学社会学部教授。専門は都市社会学・大衆文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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