出版社内容情報
急増する中退者など、誰でも高校に行ける制度の綻びがでているなか、高校教育拡大の歴史を跡づけ、高卒当然社会の未来を見通す。
目次
序章 今、なぜ「誰でも通える社会」について考えるのか
第1章 新制高等学校黎明期から見る高校教育機会の提供構造
第2章 一九六〇年代の高校教育拡大は何をもたらしたのか
第3章 高校教育機会の提供構造の地域的布置と類型化
第4章 各都道府県のケーススタディ(1)中庸型―静岡県・香川県・兵庫県
第5章 各都道府県のケーススタディ(2)公立拡張型―徳島県・愛知県
第6章 各都道府県のケーススタディ(3)私立拡張型―宮崎県・山形県・群馬県
第7章 各都道府県のケーススタディ(4)大都市型―大阪府・神奈川県
第8章 拡大した高校教育のその後―生徒減少期における高校教育機会の近未来像
終章 人口減少期における“高卒当然社会”のゆくえ
著者等紹介
香川めい[カガワメイ]
1976年生まれ。香川県出身。現在、東京大学社会科学研究所特任助教。東京大学経済学部、東京大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学、修士(教育学)。立教大学社会学部助教などを経て現職
児玉英靖[コダマヒデヤス]
1972年生まれ。京都府出身。現在、洛星中学・高等学校教諭(中学社会科・高校公民科、ハンドボール部・鉄道研究会顧問)、立命館大学・関西学院大学非常勤講師。京都大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科修士課程修了、東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学、修士(法学・教育学)
相澤真一[アイザワシンイチ]
1979年生まれ。神奈川県出身。現在、中京大学現代社会学部准教授。慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。成蹊大学アジア太平洋研究センター特別研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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