内容説明
出しゃばらず控え目にする、周りから推されて「断りきれずに」役職に就く、などの日本人の振る舞い方。その背後には、日常生活から社会文化、政治、経済までを貫く、独特の利益獲得方法がある。
目次
第1章 能動的利益獲得と受動的利益獲得
第2章 受利社会・日本、能利社会・アメリカ
第3章 能利は個人主義、受利は集団主義
第4章 現代日本社会の位置―受利社会から能利社会へ
第5章 能利社会と受利社会を可能とする条件
第6章 現在そして将来―能利/受利比率をどうするか
第7章 能利・受利という視点を持とう
著者等紹介
田中健滋[タナカケンジ]
1953年、北海道生まれ。東京大学理学部そして郷里の旭川医科大学を卒業。現在、電気通信大学保健管理センター長・教授。キャンパスにて精神疾患予防などのメンタルヘルス向上に力を注いでいる。医学博士、専門は精神病理学。第5回読売論壇新人賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。