内容説明
古代ギリシャ以来のパラドクス、解決。
目次
第1章 自己欺瞞
第2章 自己欺瞞のドグマ
第3章 自己欺瞞の帰結
第4章 アクラシア
第5章 実践推理の外へ
第6章 アクラシアの自由
著者等紹介
浅野光紀[アサノコウキ]
1970年、千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科哲学専攻単位取得退学、博士(哲学)。現在、立教大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きつね
7
行為の哲学を縦軸に、経験科学の実験事例などを横軸に議論がなされるスタイル。本書で扱われる事例は、自己欺瞞とアクラシアが特殊な事態ではなく、ありふれたものであることを強調するため日常生活の卑近なものが多い。しかし行為と思考が食い違ってしまう事態について、様々な小説作品を念頭に置いて読むととても楽しい。 学位論文の出版事例として、ここまで専門外の読者にも読みやすく書けるのかと驚いた。2013/08/21
kapo54
2
自己欺瞞とアクラシアの2つを検討する本。分析哲学をベースにして、ときどき自然科学の知見も織り交ぜてくる。同じ内容を繰り返し述べているので、学術書にしてはかなり読みやすい。2019/01/31
takao
0
ふむ2017/10/07