内容説明
森有正の後輩にして若い友人でもあった著者が互いに似た資質を持ち合わせていたことを自覚しつつ、これまで知られていなかった彼の生活と思索のなかに分け入り、その哲学のなかに脈々と流れる神秘主義を見出した、今語らねばならない森有正論。
目次
第1章 森先生と僕
第2章 森有正はなぜフランスにいつづけたのか?
第3章 孤独と愛
第4章 経験が名辞の定義を構成する
第5章 デカルト・パスカル研究
第6章 経験と二項関係
第7章 日本人とその経験
第8章 森先生の最後の時
第9章 神秘主義哲学の発見
第10章 森有正と大森荘蔵
著者等紹介
伊藤勝彦[イトウカツヒコ]
1953年東京大学文学部哲学科卒業。東京大学助手をへて、北海道大学文学部助教授、埼玉大学教養部教授。現在埼玉大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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