出版社内容情報
●『講座 小泉八雲 全2巻』
Ⅰ ハーンの人と周辺 目次
ハーンにおけるクレオールの意味
西インド諸島でであったハーン
マルティニークにおけるハーン
小泉八雲と池田敏雄
シンシナティ時代のハーン
ハーンの“To a Lady”書簡について
ハーンとともに来日した画家ウェルドン
ヘルンとセツの結婚
ハーンとアーノルド
小泉八雲の仏教観
日本の仏教とハーン
ハーンとフェノロサ夫妻再考
ハーンとフェノロサ夫妻
グリフィスから見るハーン
モラエスにおけるハーン
ストープスのハーン観
ブランデンのハーン観
ハーンとイェイツ
ハーンは熊本で何を得たか
神戸クロニクル時代のハーン
ハーンは浮世絵に何を見たか
野口米次郎のハーン評価
市川三喜・晴子夫妻とハーン
護符蒐集とその意味
雷に打たれて
ハーン・マニアのフェラーズ
ナショナリストとしてのハーン
●資料編
松江時代の先生(大谷正信)
熊本時代のヘルン氏(黒板勝美)
先師ハーン先生を憶ふ(厨川白村)
小泉先生(厨川白村)
ヘルン先生のこと(田村豊久)
大郊秋色 小泉八雲先生追憶譚(上田敏 談)
小泉八雲氏と旧日本(井上哲次郎)
内容説明
ギリシャに生まれ、アイルランド、北米、マルティニーク、松江など地球の周辺地域で暮らしたハーン。近代化・産業化にともなう混淆化現象に注目し、文明の影の部分をも記録した作家は、今や時代の先端を行く小泉八雲として新鮮な逆光を浴びている。
目次
心の中の母―「阿弥陀寺の比丘尼」考
聖なる樹々―ラフカディオ・ハーン「青柳物語」と「十六桜」について
民話を語る母―ラフカディオ・ハーン『ユーマ』について
転生する女たち―鴻斎・ハーン・漱石再論
カラードの幻惑―『仏領西インド諸島の二年間』にみるハーンの人種観
色の思索者―ラフカディオ・ハーンによるマルティニックと横浜の描写
死者の霊に向き合う作家たち―ハーン、イェイツ、ベケット
ユーマ、黒いキリスト
『ゴンボ・ゼーブ』の三層構造
ハーンのイスラム諸国物語―主要三作品の典拠と注解〔ほか〕
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- 和書
- リンパ腫症例ノート