場所の運命―哲学における隠された歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 619p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788511187
  • NDC分類 130
  • Cコード C1010

内容説明

プラトン、アリストテレスからハイデガー、デリダ、イリガライまで、西欧哲学における場所と空間をめぐる思索をたどり、その隠された歴史を解き明かす―場所の復権への道を探る壮大な物語。

目次

1 空虚から器へ(空虚を避ける―原初的な傾向;母胎を支配する―『エヌマ・エリシュ』とプラトンの『ティマイオス』;包含者としての場所―アリストテレス『自然学』)
2 場所から空間へ(ヘレニズムおよび新プラトン主義の思想における空間の出現;無限空間の台頭―中世およびルネサンスの思索)
3 空間の覇権(絶対的なものとしての近世空間―ガッサンディとニュートン;延長するものとしての近世空間―デカルト;相対的なものとしての近世空間―ロックとライプニッツ;用地=位置と点としての近世空間―位置・一望監視装置・純粋形式)
4 場所の再現出(身体を通して―カント、ホワイトヘッド、フッサール、メルロ=ポンティ;場所へと迂回する―ハイデガー;いま場所に顔を与える―バシュラール、フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダ、イリガライ)

著者等紹介

ケーシー,エドワード[ケーシー,エドワード][Casey,Edward S.]
1939年生まれ。アメリカの哲学者。1967年にノースウェスタン大学で博士号を取得。カリフォルニア大学やエール大学で教鞭をとる。現在、ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校教授

江川隆男[エガワタカオ]
1958年生まれ。東京都立大学人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。哲学専攻。現在、首都大学東京都市教養学部人文社会系研究員

堂囿俊彦[ドウゾノトシヒコ]
1974年生まれ。東京都立大学(現首都大学東京)大学院博士課程単位取得。哲学・倫理学専攻。現在、東京大学大学院医学系研究科特任講師

大崎晴美[オオサキハルミ]
1966年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士号取得。哲学専攻

宮川弘美[ミヤガワヒロミ]
1963年生まれ。東京都立大学人文科学研究科博士課程単位取得退学。哲学専攻

井原健一郎[イハラケンイチロウ]
1967年生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得。哲学専攻。現在、首都大学東京都市教養学部人文社会系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょうゆ

1
研究のため。神話・古代ギリシアから現代の21世紀までの哲学史における、場所の概念を通説し、哲学史を紐解き、批評・再解釈していく一冊。この野望のデカさだけでもやばいが内容も詳細で、素晴らしい。結果、2段組みで600p以上という厚さ。持ち運ぶと鞄はパンパンである。しかし、このような貴重な本を出版したアメリカの本屋、さらには翻訳された方々に厚く御礼を述べたい。2020/07/19

ひつまぶし

0
場所のルーツがまず、天と地を分つ創世神話から紐解かれるように、このテーマはコスモロジーとかかわっている。また、天と地を分つことはすなわち、境界線を引くことであり、根源的なところで排除を含むことを示唆しているように思われる。長く空間が場所を排除していく過程を経て、場所の復興が説かれるが、そのあり方は一枚岩ではなく、曖昧模糊としている。身体性には重きが置かれているようだが、そこに収斂するでもない。訳者は、今や空間と場所ではなく、場所と場所の争いであることを指摘する。論点は出そろっているが、どうとらえたものか。2022/02/26

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