内容説明
「輿論」とは何か、「世論」はつかめるか?民主主義が尊重すべき「世論」。明治の公議輿論から平成のテレビ世論まで、政治学、社会学、歴史学、調査統計学によって多面的に迫る。輿論と世論調査をめぐる公共性“神話”に切り込むスリリングな論考。
目次
第1部 日本における輿論・世論研究の歩み(明治・大正・昭和初期の輿論研究事始め―主要なパイオニアの輿論観;戦後の輿論研究 ほか)
第2部 日本型「世論」の成立―情報宣伝から世論調査へ(輿論と世論のあいだ;思想戦時代の「情報」環境 ほか)
第3部 戦後日本における社会調査(戦後の社会調査;社会的価値観の変化と国際比較)
第4部 1980年代以降の「世論」研究(「新しい強力効果論」と世論;テレビ政治の世論形成 ほか)
対談 輿論研究と世論調査をめぐって
著者等紹介
岡田直之[オカダナオユキ]
1933年、東京生まれ。東京大学大学院社会科学研究科新聞学専攻課程単位取得満期退学。成城大学文芸学部教授、東洋大学社会学部教授を歴任
佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年、広島市生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。京都大学大学院教育学研究科准教授。専門はメディア史、大衆文化論
西平重喜[ニシヒラシゲキ]
1924年、東京生まれ。北海道大学理学部数学科卒業。統計数理研究所名誉所員。専門は選挙の方法、世論調査
宮武実知子[ミヤタケミチコ]
1972年、京都市生まれ。京都大学大学院博士後期課程学修退学。現在、同志社大学非常勤講師。専門は歴史社会学、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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