出版社内容情報
フランス革命の知的起源は啓蒙思想にはなかった! みだらな「哲学的ポルノ」や王権に権威をコケにした誹謗文書類が「マントの下」でどのようおに売られ、読まれて、革命の気分を醸成していったかを、いきいきと描出する。
・「ここでは遠い異国の歴史が扱われながら、問われているのは過剰な情報に溺れるがごとき現代にも通じるテーマなのである。」(2005.04.10 日本経済新聞 福井憲彦氏評)
内容説明
「啓蒙」が革命を起こしたのか?「マントの下」で流通していた思想書・ポルノなどの「哲学書」、誹謗文書、パンフレットなどを手がかりに、革命の気分が醸成されていく過程を生き生きと描出する、読んでおもしろい歴史書。
目次
第1部 禁じられた文学と文学市場(マントの下の哲学;ベストセラー)
第2部 代表的作品(哲学的ポルノグラフィ;ユートピア幻想;政治的中傷文)
第3部 書物が革命を起こすのか?(伝播対ディスクール;コミュニケーションのネットワーク;政治的中傷文の歴史;読者の反応;世論)
著者等紹介
ダーントン,ロバート[ダーントン,ロバート][Darnton,Robert]
1939年、ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学卒業後、英国オクスフォード大学でフランス史を専攻し、学位取得。1968年以来、プリンストン大学で歴史学を担当し、現在、同大学教授。特にフランス近代史が専門
近藤朱蔵[コンドウシュゾウ]
1956年、京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学専攻修士課程修了。大阪府立枚方高校教諭。専門、フランス近代文学
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感想・レビュー
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秋良
α0350α
takao
ジョンとらぼるた
田楽
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